巨人“併殺地獄”拙攻で再び最下位転落…他球団が指摘する致命的問題

公開日: 更新日:

「無能監督の辞任が早まると思えば、負けるのも我慢出来る」

 ネット上にはそんな書き込みまで出てきた。

 21日のヤクルト戦に0-3で敗れて再び最下位に転落した巨人。3イニング連続を含む1試合4併殺の拙攻を見せられては、ファンが呆れるのも無理はない。2点を追う五回無死一、二塁の好機で吉川が送りバントを失敗(捕邪飛)。その後の1死満塁で大城が4-6-3のゲッツーに倒れると、神宮球場のレフトスタンドからは大きなため息が洩れた。

「安打数は両軍ともに5安打で、ヤクルトの3得点はいずれも2死から。初回は盗塁を生かして先制点につなげた。投球モーションの大きい巨人先発ビーディの隙をついたもので、二回に武岡の左前打で挙げた2点目も巨人左翼ウォーカーの弱肩をついて二塁走者の長岡が一気に本塁を陥れたもの。ちなみにこれは、ウォーカーが打球を後逸してつかんだチャンスだっただけに、余計に巨人の拙攻拙守が際立つことになりました。犠打失敗や併殺は選手の技術の問題とはいえ、その選手たちが打つ以外に点を取りようがないメンバーを並べている用兵の問題でもあるでしょう。なにしろ、巨人のチーム盗塁数はいまだに1。言葉は悪いが、この鈍足打線では、相手投手はラクですよ」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」