原巨人「V逸の法則」を本塁打と盗塁数が暗示…昨季からの課題を放置した大罪

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ソフトバンクとの3連戦で挙げた7得点全てがソロ本塁打では、負け越し(1勝2敗)も当然。打線につながりがなく、足も使えないから得点のバリエーションが乏しい。12球団全体で250本以上も本塁打が減少していることは、特に依存度の高い巨人に影響が出る。補強に頼り、一発頼みのチームづくりをしてきた原巨人のもろさです」

 4位に沈んだ昨季からの課題だったにもかかわらず、同じ過ちを繰り返していることになる。とどめは投手陣だ。チーム防御率2.97はリーグ最下位。第3次政権では、防御率1位だった20年はリーグ優勝を果たし、同4、6位だった最近2年間はV逸している。

■むなしい年俸トップ返り咲き

 日本プロ野球選手会は24日、加入選手を対象とした(外国人選手を除く)年俸調査結果を発表。今季の支配下登録選手の平均年俸でソフトバンクを抜き、6807万円で4年ぶりに12球団トップに返り咲いた。

 待遇面では「盟主」の座を取り戻しつつあっても、肝心のチームは弱体化の一途。ファンが見放すのも時間の問題で、このまま高水準を保てるか、甚だ疑問である。

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