古橋亨梧はいきなり正念場…約8カ月ぶり日本代表復帰も「FWの序列は決して高くない」

公開日: 更新日:

 JFA(日本サッカー協会)は25日、6月のキリンチャレンジ杯(15日エルサルバドル戦=豊田市、20日ペルー戦=吹田市)の代表メンバー26人を発表した。

 中でも注目が、スコットランド1部でゴールを量産しながら昨年9月以降、森保一監督(54)からお呼びが掛からなかったセルティックFW古橋亨梧(写真=28)の代表復帰である。

 昨年11月に開幕したカタールW杯で代表落ちした古橋だが、所属クラブでは好調を維持して現在25ゴール。得点王ランキングで首位をキープしており、2季連続リーグ優勝の原動力となった。

 23日には今季リーグのMVPを獲得。現地では「フルハシの代表落選は極めて不快な光景」と森保監督の選考基準にクレームがついていた。

 もっとも、古橋の代表実績は「16試合出場・3得点」。森保監督から絶対的な信頼を受けているワケではない。元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう言う。

「欧州5大リーグではないとはいえ、タフなリーグであるスコットランドで年間20オーバーのゴールを決めることは容易ではなく、今回の代表復帰は、古橋自身がゴールという目に見える結果を残すことで勝ち取ったものです。しかし、代表FW内の序列は決して高くなく、格下のエルサルバドル戦、ペルー戦で無得点に終わった場合、代表選考で再び崖っぷちに立たされる」

 古橋にとって6月のキリンチャレンジ杯は、生き残りを懸けたシビアな戦いの場となる──。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    ジャニー喜多川氏の性加害を暴いた“禁断の書”の中身…超人気アイドルが「ジャニーさんが、ジャニーさんが…」

    ジャニー喜多川氏の性加害を暴いた“禁断の書”の中身…超人気アイドルが「ジャニーさんが、ジャニーさんが…」

  2. 2
    香川照之はなぜ銀座で足を踏み外したのか…スポンサー筋の“配慮”でエスカレート?

    香川照之はなぜ銀座で足を踏み外したのか…スポンサー筋の“配慮”でエスカレート?

  3. 3
    市川猿之助はジャニー喜多川と同じだったのか、それとも伊丹十三か?

    市川猿之助はジャニー喜多川と同じだったのか、それとも伊丹十三か?

  4. 4
    北公次は性被害とアイドルからの凋落で壊れていった…ジャニー喜多川氏からは花輪も届かず

    北公次は性被害とアイドルからの凋落で壊れていった…ジャニー喜多川氏からは花輪も届かず

  5. 5
    花巻東・佐々木麟太郎は清宮タイプ? 3試合連続の通算134本でも「ドラ1指名」が困難なワケ

    花巻東・佐々木麟太郎は清宮タイプ? 3試合連続の通算134本でも「ドラ1指名」が困難なワケ

  1. 6
    岸田翔太郎氏の公邸記念撮影 首相「報道で認識」でまさかの「建造物侵入罪」成立の可能性

    岸田翔太郎氏の公邸記念撮影 首相「報道で認識」でまさかの「建造物侵入罪」成立の可能性

  2. 7
    大谷翔平がプレーするメジャーでは常識? 球団がトップ選手を守る“夜のプライバシー管理”

    大谷翔平がプレーするメジャーでは常識? 球団がトップ選手を守る“夜のプライバシー管理”

  3. 8
    小林麻央さんが市川海老蔵に「本当に電話番号おしえて…」と切実な訴え

    小林麻央さんが市川海老蔵に「本当に電話番号おしえて…」と切実な訴え

  4. 9
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  5. 10
    福山雅治「ラストマン」好視聴率も追い風に 堺雅人「VIVANT」早くも“初回20%超”期待の根拠

    福山雅治「ラストマン」好視聴率も追い風に 堺雅人「VIVANT」早くも“初回20%超”期待の根拠