三笘薫、田中碧、権田修一、板倉滉をカタールW杯に輩出した“街クラブ”の秘密と4人の原点

公開日: 更新日:

三笘薫「突出していた状況判断能力」

 2022年カタールW杯で森保Jはドイツ、スペインのW杯優勝経験国を撃破して16強入り。日本中を熱狂の渦に巻き込んだ。中でも最大のハイライトだったのが、スペイン戦後半6分の「三笘の1ミリ」から生まれた決勝弾だろう。そのスペイン戦に神奈川・鷺沼の小学生サッカークラブ「さぎぬまSC」出身の4選手が、同時にピッチ上で躍動した。決勝弾をお膳立てしたFW三笘薫(英プレミア・ブライトン=25)、ゴールに押し込んだMF田中碧(独ブンデスリーガ2部・デュッセルドルフ=24)、CBとして守備陣を統率したDF板倉滉(独ブンデスリーガ1部・ボルシアMG=26)、そして最後尾からチームを鼓舞し続けたGK権田修一(J2清水=34)だ。彼らを小学生時代から見続けている「さぎぬまSC」代表の澤田秀治氏(64)に4人の原点について聞いた──。

 ◇  ◇  ◇

 スペイン戦での三笘アシスト-田中ゴールに日本ベンチも狂喜乱舞しながら、走り寄ってくる殊勲者の三笘と田中を待ち構えた。が、三笘の折り返しがゴールラインを越えたのでは、と「VAR判定」が入った。

 結果的にゴールが認められたわけだが、ジャッジが出るまでの間に三笘が森保監督にこう囁いたという。

「森保監督に『(僕からは)出ているように見えました』と伝えたと聞いた時に『あぁ~三笘らしいな』と思いました。三笘というのは、小学生の時点で沈着冷静なタイプでしたからね。同期生に能力の高いストライカーがいました。彼が相手ゴールに向かうとトップ下の三笘は、3~5メートルほど背後から追走していきます。そして彼がボールを失った瞬間、奪取のための動きを見せて奪うとカウンター攻撃の起点となり、奪えなかった場合は素早く自陣に戻って守備陣形を整えるのです。ベンチで隣に座っているコーチに『プレーのレベルも高いけど状況判断の能力、攻守の切り替えのスピードは、とても小学校低学年とは思えない』と感心しながら話しかけたことを思い出します」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に