朝乃山は三役以上に連敗で無念の3敗目…現状維持では大関復帰も危うい?

公開日: 更新日:

 対策実らず、である。

 前頭14枚目ながら、26日の13日目に横綱照ノ富士と対戦した朝乃山(29)。今場所の優勝争いを大きく左右する一番だったが、しかし、過去5戦5敗と合口の悪い相手に完敗である。

 ともに右四つを得意とする両者。腕力と技術においては横綱に分があり、朝乃山もこれまで苦戦しっぱなしだった。

「自分より強い相手と相四つでは、朝乃山がやりにくいのも無理はない。だからこそ、この日は立ち合いで低く当たり、横綱の体を下から押し上げてから攻めようとしたのでしょう。そんな対策も、左腕を極められてからの小手投げで粉砕された。照ノ富士は立ち合いで少し下がったものの、おそらく想定内。余裕すら見える勝利だった」(角界OB)

 今場所幕内復帰したばかりの朝乃山は11日目まで10勝1敗。それが相手が三役以上になった途端、連敗である。前日も関脇・大栄翔の突き押しの前に、何もさせてもらえなかった。11日目の前頭6枚目の明生にも勝利はしたが、苦戦。朝乃山自身も「自分の相撲じゃなかった」と反省していた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る