エース菅野が“投壊巨人”の最後の切り札? 苦手ソフトB戦で復帰させざるを得ないチーム惨状

公開日: 更新日:

 巨人のフォスター・グリフィン(27)と松井颯(22)の両投手が昨5日、登録を抹消された。

 グリフィンは3日の日本ハム戦で先発し、七回の守備でダイビングキャッチを試みた際に右腕を痛めていた。ここまで10試合に先発し、4勝2敗、防御率2.52。12球団ワーストのチーム防御率4.09の投壊にあえぐチームにあって、6勝(1敗)の戸郷に次ぐ勝ち星を挙げ、左腕エース格の働きを見せていた。さるチーム関係者は「先発ローテを一度飛ばして様子を見る」と軽症を強調するものの、すぐに戻れる保証はないだけに、痛手は痛手である。

 そこで、「救世主」の期待が高まるのが、右肘の張りのため、二軍生活が続く菅野智之(33)である。4日の日本ハムとの二軍戦に先発。5回3分の1を3安打1失点に抑えた。球数は79。原監督は「順調。(時間は)相当あげている。有休はとっくに過ぎたんじゃない?」と痛烈な皮肉を言いつつ、復帰を待ちわびている様子である。松井の抹消によって空いた11日のソフトバンク戦での復帰が濃厚となったが、さる球界関係者がこう言った。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因