天理大・真城翔大が大学選手権史上8人目達成!ノーノー生んだ「打者の手元で伸びる速球」

公開日: 更新日:

「スプリットもあるけど、何よりストレートがいい。この日の最速は142~143キロも、腕の振りが柔らかく、打者の手元でピュッと伸びている。打者は球速以上に速く感じているはず。なおかつ腕が遅れて出てくるので、どうしても差し込まれてしまう。詰まった打球が多かったのはそのせいですよ」

 こう言うのはセ・リーグのあるスカウト。5日に開幕した大学野球選手権で、西南学院大相手に史上8人目のノーヒットノーランを達成した天理大の真城翔大(4年)に関してだ。

 スプリット以外にカーブ、スライダー、チェンジアップ、カットボールなども投げるが、最大の特長は「打者が実際の球速以上に速く感じるストレート」だという。

 4四球、119球の快挙に、

「打たせてとる投球をと言い続けてきたことが功を奏したのかな。スピードはあまりないが試合をちゃんとつくってくれる投手です」

 と藤原監督がニンマリすれば、本人は、「真っすぐも変化球も全体的に良かった。うれしかったし、ホッとした」と満足げだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?