ロッテ首脳陣が密かに描く佐々木朗希「新球マスター」計画 狙うは緩急でのスケールアップ

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 佐々木朗希(21=ロッテ)は、投球の大半がストレートとフォーク。たまにスライダーを投げるものの、球種はほぼ2つと言っていい。打者にとっては二者択一、どちらかに的を絞れば攻略できそうなものだが、そうもいかない。160キロ超の速球と落差の大きなフォークは、それだけ威力がある証左だろう。が、首脳陣は、佐々木をさらにスケールアップさせるプランを温めているという。

■120~130キロの変化球

 ロッテOBの話。

「佐々木のストレートは160キロ超、フォークも140キロ台です。2球種ともケタ外れの速さでなおかつ球質も優れているだけに打者をねじ伏せていますが、緩急を使えるようになればピッチングの幅はグンと広がる。理想は120~130キロくらいの変化球を投げられるようになること。つまりカーブです。ストレートとフォークの2種類で打者をねじ伏せているいまはともかく、ゆくゆくはカーブを覚えればさらに良くなると、首脳陣は考えています。佐々木は変化球を投げるのが好きだし、手先も器用なので、その気になれば十分、カーブは手の内に入れられると思いますよ」

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