巨人高梨は「与死球のトラウマ」を克服できなきゃ“選手生命ジ・エンド”…虎近本を病院送りにした後が正念場

公開日: 更新日:

 川崎氏が続ける。

「インコースのギリギリを狙う時は、上半身の高さには投げないこと。つまり、インハイじゃなくて内角低め、インローを狙うと、だいぶ楽に投げ込めます。シュートは無理して懐に投げなくても、低めの球でも詰まらせることができる。高梨はワンポイントを含め、左打者と対戦するケースが多い。これからも厳しく内角を突けなければ、選手生命が終わってしまいますから」

 巨人の左の救援投手では、中川が復帰しているが、抑えの大勢が離脱しているため、現在は代役で守護神を務めている。七、八回の厳しい局面でマウンドへ向かう左腕の切り札は高梨しかいないのが現状だ。

 この日、新助っ人左腕のバルドナードが三軍でシート打撃に登板したものの、いきなり勝ちパターンのリリーフ陣に組み込むわけにはいかない。

 5日の中日戦は同点の八回に5番手として登板。2四球を与えながら、八、九回の2イニングを無失点に抑えたが、高梨が“イップス”に陥れば、開幕当初から苦しんだ「魔の八回」に戻りかねない。川崎氏が指摘するように、今後も割り切ることができるか。できなければ、巨人も高梨もジ・エンドだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状