大谷40号もエンゼルス逆転負け…PS狙える位置も主力放出マリナーズは決して“白旗”にあらず

公開日: 更新日:

 エンゼルス・大谷翔平(29)が日本時間4日のマリナーズ戦に10勝目(5敗)をかけて「2番・DH」で先発登板。

 投げては4回を3安打無失点4三振1四球。勝敗は付かなかった。打っては40号ソロ本塁打を含む2打数2安打1打点だった。

 大谷は四回を投げ終えてベンチ戻ったところでトレーナーを呼び、「右手と指のけいれん」を訴えて降板した。

 体調が不安視される中、DHとして出場を続け、2-1と1点リードの八回、救援右腕キャンベルの甘く入った直球を捉えて右翼スタンドに叩き込む40号ソロ。46本塁打を放った2021年以来2年ぶりに40発の大台に乗せた。

 エ軍は終盤にリードを広げ、九回には守護神エステベスを投入して逃げ切りを図ったが誤算だった。エステベスは制球が定まらず、2者連続四球などで満塁のピンチを招くと、8番マーローに手痛い一発を浴びて試合をひっくり返された。チームは同地区のライバル相手に逆転負けで3連敗。

 マリナーズは積極的に補強した同地区のレンジャーズ、アストロズ、エンゼルスとは対照的に売り手に回った。他の3球団にシャーザー(レンジャーズ)、バーランダー(アストロズ)、ジオリト(エンゼルス)ら大物投手が加入する中、マ軍は若手有望株との見返りに守護神シーウォルドをダイヤモンドバックス、ポロック外野手をジャイアンツにそれぞれ放出した。

 マリナーズはトレード期限前日の7月31日(現地時間)時点で、首位レンジャーズと5ゲーム差の地区4位、ワイルドカード争いでも圏内のブルージェイズと3.5ゲーム差だった。ポストシーズン(PS)を狙える位置に付けながら、売り手側に回った印象を受けるが、決して白旗を揚げたわけではない。

 マリナーズ投手陣はリーグ3位のチーム防御率3.77と盤石。特にリリーフ陣(防御率3.56=リーグ2位)は質、量とも豊富なため、シーウォルドが抜けても痛手にはならない。来季終了後、契約が切れるシーウォルドに関しては、すでに救援陣が飽和状態だけに価値が高いうちに売りに出して若手有望株を手に入れた。PS進出が絶望的なチームのように主力を放出して来季に備えるのではなく、余剰戦力を整理したのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希の選手会脱退に「情けないし、寂しい」 球界に広がった“第2の朗希”への危機感

  2. 2

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  3. 3

    大谷翔平が負傷して出血…ドジャース指揮官は軽症強調もサイ・ヤング賞に悪影響を及ぼす懸念

  4. 4

    ドジャース大谷6年連続オールスタースタメンに暗雲…建国250周年の地元票が生む“フィリーズ包囲網”

  5. 5

    阪神1位・森下翔太を英才教育 父親が明かす「マイホーム購入の判断も野球ありきでした」

  1. 6

    巨人・橋上秀樹監督代行とは何者か…原辰徳氏には干され、阿部監督が心酔した“野村ID野球”の継承者

  2. 7

    巨人橋上監督代行が坂本勇人に肩入れする事情…出場メンバーとオーダーに“唯一”口を出した

  3. 8

    阪神・森下翔太がファンから「態度悪い」と非難されるワケ…球宴中間投票セパ最多21万票なのになぜ

  4. 9

    阿部慎之助氏の巨人監督復帰が絶望的なワケ…親会社が断固として許さない暴力行為の重み

  5. 10

    楽天・塩川達也監督代行とは何者か…野村克也氏から重宝された「悪く言えばイエスマン」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松村北斗&目黒蓮の"2強"を崩すSTARTO社の若手演技派は? 男性アイドル戦国時代のカオス

  2. 2

    「ペチュニア」と「キンギョソウ」が見頃を迎えた花と緑のテーマパーク「東京ドイツ村」入場券を5組10人にプレゼント

  3. 3

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  4. 4

    楽天・塩川達也監督代行とは何者か…野村克也氏から重宝された「悪く言えばイエスマン」

  5. 5

    さとう珠緒が明かす「AVオファー」「事務所トラブル」真相

  1. 6

    阿部慎之助氏の巨人監督復帰が絶望的なワケ…親会社が断固として許さない暴力行為の重み

  2. 7

    ドジャース大谷6年連続オールスタースタメンに暗雲…建国250周年の地元票が生む“フィリーズ包囲網”

  3. 8

    中傷動画めぐり永田町で怪文書乱舞…高市首相を守る「官邸ポリス」出動も時すでに遅し

  4. 9

    佐々木朗希の選手会脱退に「情けないし、寂しい」 球界に広がった“第2の朗希”への危機感

  5. 10

    高市首相もう中傷動画疑惑から逃げられない…終盤国会に待ち受ける“答弁地獄”は7.17会期末まで続く