日大大麻事件の事態を深刻化…“ヤメ検”澤田副学長と「危機管理学部」の存在が裏目に

公開日: 更新日:

 日大アメフト部の部員が大麻取締法違反などの疑いで逮捕された事件。

 すでに逮捕された部員とは別に、新たに4人の部員が大麻所持の疑いで警視庁薬物銃器対策課に任意聴取されていたことが分かった。大学側はこれまで「部員1人による薬物単純所持という個人犯罪」と主張していただけに、今後、捜査に非協力的だった大学側の姿勢が問われることになる。

 文科省は大学側がアメフト部の寮で違法薬物を発見後、12日間、警察に届け出なかったことを問題視。22日、日大に対し、<おととし理事長や理事が逮捕・起訴された不祥事を受けガバナンスの改善を進める中で法人内部の情報伝達や捜査機関への連絡などの対応で信頼性を損なう事態が生じていることは誠に遺憾だ>と、文書で行政指導を行った。その上で徹底調査による真相究明と、管理運営上の問題点を検証し、来月15日までに報告するよう求めた。

 警察から調査報告を求められるまで薬物を見つけたことを伝えず、独自の判断で保管していたのが、元検事で総責任者の澤田康広副学長だ。その初期対応のマズさと、警察と関係が深いといわれる「危機管理学部」の存在が裏目に出て、事態を深刻化させたようだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状