日大大麻事件の事態を深刻化…“ヤメ検”澤田副学長と「危機管理学部」の存在が裏目に

公開日: 更新日:

「危機管理学部は法令順守や情報発信を学び、危機管理のエキスパートを養成する目的で設立され、現在も警察庁や防衛省出身の教員が複数在籍しています。元検事の澤田副学長も危機管理学部の非常勤講師です。2022年に警察官になった日大出身者は危機管理学部と法学部を中心に132人で、そのうち警視庁に就職したのは58人。いずれも出身大学別ではトップです。それだけ日大と警察は長年、強い絆で結びついています」(日大関係者)

■初期対応のマズさが生んだ疑念

 澤田副学長は今年6月、警視庁から事前に「学生寮で大麻を使用している噂がある」と伝えられたが、「学内で徹底調査させてほしい」と申し出て、承諾されたことを明らかにした。警察が「噂レベル」の話を教育機関に漏らし、大学側の意向で強制捜査を先延ばしすることなどあるのか。警視庁は日大OBの警察官が、薬物問題に関して大学側の相談に乗っていたことは認めている。

 長年、日大アメフト部を取材してきたスポーツライターの津田俊樹氏がこう言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋