投壊巨人ドラ1戦略は混沌…青学大の日本一右腕、東洋大158km左腕、中大155km右腕で三つ巴

公開日: 更新日:

 2日に開幕した東都大学野球リーグで、ドラフト1位候補が上々発進した。

 3日には最速155キロ右腕の中大・西舘勇陽(4年)が7回2安打1失点と好投。青学大・常広羽也斗(4年)とのドラフト1位候補対決を制した。ある球団のスカウトがこう言った。

「西舘は7月の中ごろに右太ももを肉離れしたこともあって、巨人をはじめとするスカウトたちは、状態を気にかけていました。ケガの影響もあって2戦目の先発に回ったが、能力の高さと完全復調をアピール。西舘が調子を上げてくれば、各球団の1位候補を絞る作業は難航しそうです」

 西舘の他に、再びプロの評価が急上昇しているのが、東洋大の左腕・細野晴希(4年)である。

 先月28日、大学日本代表の5番手として、高校日本代表との壮行試合に登板。2者連続空振り三振を取った後に158キロをマークし、自己最速を一気に3キロ更新した。これはアマチュアの左投手最速で、視察したプロのスカウトをうならせた。球界関係者がこう言う。

「巨人も複数の幹部が視察していた。細野は元々、ドラ1リストの上位にいたけど、東都2部の春のリーグ戦で『右打者のインコースに投げ込めないし、制球難で自滅する傾向がある』とプロの評価を落とした。ただ、1部に復帰した秋のリーグ戦開幕前に158キロをマークしたので、巨人のスカウトもザワついた。全日本大学選手権で優勝した青学大の常広も、回転数の多い直球を武器に、6月の段階ではトップクラスの評価だった」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一の先行きはさらに険しくなった…「答え合わせ」連呼会見後、STARTO社がTOKIOとの年内契約終了発表

  2. 2

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  3. 3

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  4. 4

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  5. 5

    日本語ロックボーカルを力ずくで確立した功績はもっと語られるべき

  1. 6

    都玲華プロと“30歳差禁断愛”石井忍コーチの素性と評判…「2人の交際は有名」の証言も

  2. 7

    規制強化は待ったなし!政治家個人の「第2の財布」政党支部への企業献金は自民が9割、24億円超の仰天

  3. 8

    【伊東市長選告示ルポ】田久保前市長の第一声は異様な開き直り…“学歴詐称”「高卒なので」と直視せず

  4. 9

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  5. 10

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?