原巨人CS進出の切り札も不振…大勢“見切り発車”の一軍昇格でうずく古傷と高まる同情論

公開日: 更新日:

 大勢は昨季、初めて年間を通してフル回転したうえに、今春は侍ジャパン入りしてWBCに出場した。WBC出場組では大谷翔平(エンゼルス)を始め、WBC期間中に離脱した栗林(広島)、開幕後に二軍落ちした湯浅(阪神)など、故障に苦しむ投手が少なくない。

「まして大勢は右肘に古傷を抱えていますから」とは、前出OB。

「大勢は右上肢(肩から指先までの箇所)のコンディション不良で二軍調整していた。球団は細かな故障箇所を明らかにしていないが、肩や肘に不安を抱えている可能性がある。大勢は関西国際大の3年秋に右肘炎症、4年春に右肘の疲労骨折でリタイアした過去がある。スリークォーターから肘をしならせる独特のフォームで150キロ超の剛速球を投げる分、肘に負担がかかりやすい。昨季は、桑田一軍チーフ投手コーチ(現ファーム総監督)が疲労を考慮した登板間隔はもちろん、故障しずらいフォームを模索するなど目配り気配りをした。無理をおして一軍で投げ続ければ、フォームが崩れて肩や肘に負担がかかり、大怪我につながりかねません」

 大勢が機能しなければ、4位巨人の逆転CS進出はいよいよ苦しくなる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情