大谷翔平&山本由伸がドジャースに“Wヒジ鉄”食らわせる? “本命球団”と補強に血眼なエンゼルスの狙い

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エンゼルスが補強に血眼の真相

 それならドジャースが本命視される大谷はどうか。

 米メディア「ジ・アスレチック」は日本時間11月26日、エンゼルスはすでに大谷の退団が決まっているかのごとく熱心に補強に動いていると、元レッズGMで解説者のジム・ボーデン氏の情報を掲載。「先発、リリーフ、中軸を打てる打者、外野手らの獲得を目指している。精力的に動いているのは大谷の穴を埋めるためだ」と報じた。

 しかし、「我々の見方は逆です。エンゼルスが補強に血眼なのは事実ですけど、それは大谷に出て行かれそうだからではなく、大谷に残ってもらいたいからですよ」と別の西海岸の球団のスカウトがこう続ける。

「大谷はエンゼルスという球団の雰囲気もアナハイムのファンも気に入っています。6年間プレーして愛着もあるし、何より自分のやりたい投打の二刀流に理解がある。大谷にとって、唯一の不満は勝てないこと。つまりエンゼルスがプレーオフを狙えるチームになることが、彼にとってはベストなのです。

 大谷は昨オフもチームの補強状況を逐一、ミナシアンGMに聞いていたそうです。このオフもエンゼルスが勝てるチームになるか、かなり気にしている。大谷を手放したくないエンゼルスは、彼の気持ちがわかっているからこそチームをドラスチックに変えようと考えている。プレーオフを狙えるチームにしようと、大幅な補強に舵を切ったとみています」

■意外にもカネにシビア?

 特派員のひとりがこう言った。

「ドジャースの編成部門を仕切るフリードマン編成本部長は元投資銀行勤務のウォール街出身。球団に資金力があって、毎年のように選手の総年俸はメジャーで一、二を争うものの、意外にもカネにシビア。選手との長期契約は極力避けるし、欲しい選手だからといって青天井の投資はしない。想定の金額を上回るようならさっさと撤退するでしょう」

 マネーゲームになるようならなおさら、2人から手を引くというのだ。

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