ドジャース大谷翔平が「オーナーか編成本部長の退団」を契約解除の条件にした“真の狙い”

公開日: 更新日:

 大リーグ公式サイトによれば、大谷が球団幹部の人事をオプトアウトの条件にしたのは、メジャー史上3番目に長い11年連続ポストシーズン進出を継続している現在の体制を評価しており、球団トップが入れ替わることで、運営方針が変わるのを恐れたのだという。入団会見では大谷本人も、「皆が同じ方向に向いているのが大事だと思っているので。ドジャースに入団すると同時にメインの二方(オーナーと編成本部長)と契約する形ですし、そこがもし崩れるのであれば、この契約自体も崩れることになるのかな。そういう契約かなと思います」と説明した。

ドラフトと育成重視する現体制がお気に入り

 大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこういった。

「ナ・リーグの強豪の一角であるドジャースを支えているのはドラフトと育成です。後にマーリンズで初の女性GMとなるキム・アング氏がド軍のGM補佐に就任した02年にドラフト、育成方針の見直しを図り、現在の強化システムの構築につながった。近年のドラフトでは投手の発掘に注力し、特に将来性のある先発タイプを中心に指名してきた。マイナーの指導体制も整備し、今では投手、野手とも育成力には定評があります」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    概算金が前年比で3~7割高の見通しなのに…収入増のコメ生産者が喜べない事情

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(45)勝新太郎との交友「図体や印象より、遥かに鋭利なものを持っていた」

  1. 6

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円? DeNA戦で市場価値上げる“34戦18号”

  2. 7

    高市早苗氏の「外国人が鹿暴行」発言が大炎上! 排外主義煽るトンデモ主張に野党からも批判噴出

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  4. 9

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に