ソフトバンク絶句…FA山川穂高の人的補償「ベテラン左腕 和田毅」指名報道の大誤算

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 しかし、西武FAの人的補償でベテランを獲得してきた過去がある。2005年オフに豊田(現西武投手コーチ)が、18年オフに炭谷(現西武)がそれぞれ巨人に移籍した時は当時35歳の江藤、36歳の内海(現巨人投手コーチ)を指名した。

「特に内海は指導力もあり、若手の兄貴分として慕われていた。和田も面倒見が良く、オフの自主トレには参加希望選手が殺到。現在、長崎県で行われて自主トレは総勢16人の大所帯ですからね。さらに先発としての力も申し分なしとあれば、西武が獲得しても何ら不思議じゃない」(同)

 西武に限らず、近年はFAの人的補償でベテランを指名することが少なくない。18年オフは当時34歳だった巨人の長野が、丸の人的補償で広島に移籍。ソフトバンクにしても、2012年オフにオリックスから獲得した寺原(現ソフトバンク二軍投手コーチ)の人的補償で、当時31歳の馬原を取られている。

 実力も人望もある和田が流出となれば、開幕ローテ入りを明言していた小久保新監督にとっても大きな痛手となりそうだ。

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