阿部巨人入り間近? 大谷翔平の「元同僚」めぐりソフトバンク、オリックスと争奪戦勃発

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 巨人はこのオフ、ブリンソン、ウォーカーの両助っ人野手が退団し、中田翔中日へ移籍した。中軸を打てる野手の補強が急務だった。

 大砲候補として期待されるこの助っ人について、メジャーに詳しいスポーツライターの友成那智氏が言う。

「エンゼルスの2023年のトッププロスペクトランキング26位。パワーがウリも打撃の確実性に欠けるという評価です。昨季はメジャーで外野を守る機会があり、外野手を探していた球団が飛びついたのでしょう」

 MLB公式サイトの選手評価指標である「スカウティンググレード」によれば、キャベッジの全体的な評価は40(7段階中4番目で「平均以下」)にとどまっている。

「イメージとしては、昨季、西武でプレーしたマキノン(現・韓国サムスン)に近い。マキノンは西武移籍前年(22年)はメジャー22試合で0本塁打も、3Aでは79試合(346打席)に出場、打率.318、15本塁打をマークしていた。中軸候補として西武入りし、127試合(514打席)で打率.259、15本塁打でした。盗塁数は足が武器ではないマキノンとは比較できませんが、打撃に関しては、日本は3Aより投手のレベルは高いですし、キャベッジもマキノンと同程度の成績を上げられれば御の字ではないか」(友成氏)

 前評判を上回る活躍ができれば、チームの救世主になりそうだが……。

【関連記事】「阿部新政権で窮地、原元監督に寵愛された崖っぷち『高卒有望株』4人の名前」では、正念場を迎える巨人の投手2人、野手2人について詳しく報じている。

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