元川悦子
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元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

サッカーアジア杯 カタールで久しぶりに話し掛けてきたトルシエは角の取れた好々爺だった

公開日: 更新日:

 地元カタール女子のお目当ては、アフロヘアのイケメンFWアクラム・アフィフのようだ。

 彼がレバノン戦の前半終了間際に先制点を叩き出した瞬間、黄色い声が響き渡った。

 8万超の観客動員を記録したことも驚きに値したが、こういった光景は13年前のアジアカップでは皆無に近かった。

 ちなみに2011年大会の準々決勝で日本はカタールと対戦しているが、その時の観客数は2万弱。スタンドは白装束の男性ばかりだった記憶がある。

 この10数年間でカタールリーグにシャビ(バルセロナ監督)ら世界的有名選手が数多く参戦。さらにW杯を開催したこともあって、サッカーが人々にとってより身近な存在になったのだろう。

 女性や子供たちが気軽にサッカー場に足を運べるようになったのは、非常に前向きな点だ。イケメン選手として知られる現地アルラーヤン所属の日本代表DF谷口彰悟にも、熱心なファンが付いているかもしれない。

 時代の変化を感じたもうひとつの出来事は、14日にベトナム代表の指揮官として、日本戦で采配をふるったフィリップ・トルシエ監督だ。

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