陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

公開日: 更新日:

 橋本氏の指摘はもっともで、なにしろ佐々木は今も中6日以上の間隔を空けての登板が基本で、年間を通じて先発ローテーションを守った経験はゼロ。高卒3年目に史上最年少で完全試合を達成するなど鮮烈な印象を残す一方で、年間投球回は2022年の129回3分の1が最多で、昨年は91イニングにとどまった。入団4年間の通算投球回は283回3分の2。海を渡った過去の高卒投手の同時期と比べると、松坂大輔の661回3分の1、ダルビッシュ有の652回3分の1、大谷翔平の517回3分の2などには大きく劣っているのだ。

「球団はその点も心配している。そもそも、佐々木が個人だけの考えでこんな強硬手段に出ているとは考えにくい。電通とマネジメント契約を結んでいて、その関係者が球場までの送り迎えをしたり、食事の面倒を見る栄養士を斡旋したり、私生活の面倒も見ている。さらには、米国のメディアではすでにドジャース入りが既定路線として報じられるなど、佐々木の背後にはドジャースの影も見え隠れする。電通もドジャースもプロ入り前から佐々木に目をつけ、佐々木サイドに食い込んでいるともっぱらです。彼らを含めたさまざまな思惑が絡んでのこの一連の騒動と見るのが自然ですが、ロッテのチーム内はもちろん、球界関係者、ネット上では佐々木への疑問や不満、批判の声が噴出している。大谷級のスーパースターになり得る逸材が、このままでは単なるワガママ男と総スカンです。ロッテの関係者は『投手生命を考えても、イメージを考えても、佐々木を殺す気なのかと思ってしまう』と言っています」(冒頭のOB)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 2

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  3. 3

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 4

    ソフトB近藤健介の原動力は「打倒 新庄日本ハム」…憂き目にあった2022年の“恩返し”に燃える

  5. 5

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  1. 6

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  2. 7

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  3. 8

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界

  4. 9

    藤浪晋太郎に日本復帰報道も、古巣阪神出戻りは「望み薄」…そして急浮上する“まさか”の球団

  5. 10

    阪神・藤川監督が報道陣と連日の長話…“豹変”の裏に株主総会での「リーダーの資質ナシ」痛烈批判

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・神谷宗幣代表が街頭演説でブチまけた激ヤバ「治安維持法」肯定論

  2. 2

    「自公過半数割れ」後の大政局…反石破勢力は「高市早苗首班」で参政党との連立も

  3. 3

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  4. 4

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    トップ清水賢治社長に代わったフジテレビの“アニメ推し”が目に余る

  2. 7

    参院選和歌山「二階vs世耕」は血みどろの全面戦争に…“ステルス支援”が一転、本人登場で対立激化

  3. 8

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  4. 9

    長嶋茂雄さんの引退試合の日にもらった“約束”のグラブを含めてすべての思い出が宝物です

  5. 10

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった