巨人旧エース菅野は今季先発ローテ7人目? かつてメジャー超えの直球回転数も衰え隠せず

公開日: 更新日:

 巨人が3日、台北ドームの開業と球団創設90周年を記念した楽天モンキーズとの親善試合に臨み、0-0で引き分けた。

 打線は1安打に終わったものの、先発した菅野智之(34)は3回を投げて4安打を浴びながら無失点に抑えた。

「投げたい」と直訴したという菅野は、台湾では坂本勇人(35)に次ぐ知名度と人気を誇る。ただ、昨季は右肘痛もあって4勝(8敗)止まり。絶対的エースはなぜ勝てなくなったのか――。他球団のスコアラーがこう言った。

「14勝(2敗)と防御率1点台(1.97)で最多勝と勝率1位のタイトルを取った2020年は直球の平均回転数が2500を超えていた。この年のメジャー平均の直球が約2300なのに、菅野は最高で3000超えもあるなどスピン量が突出していた。これは球にキレがある証拠。それが、ここ数年は球速が落ちてきた上に、スピン量も減少していた。フォーシームの回転数は球速に比例するから、ベテランになると回転数も減るんです」

 菅野にも自覚症状があったのだろう。今オフ、「回転効率(回転軸が打者側に向かう角度の質)が大事」と専用のボールを使い、トレーニングを積んでいたからだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  2. 2

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 3

    箱根駅伝は「勝者のノウハウ」のある我々が勝つ!出雲の7位から良い流れが作れています

  4. 4

    女子プロレス転向フワちゃんいきなり正念場か…関係者が懸念するタレント時代からの“負の行状”

  5. 5

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  3. 8

    学歴詐称問題の伊東市長より“東洋大生らしい”フワちゃんの意外な一面…ちゃんと卒業、3カ国語ペラペラ

  4. 9

    村上宗隆、岡本和真、今井達也のお値段は?米スカウト&専門家が下すガチ評価

  5. 10

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方