ミスをした選手を責めないでください。敗因は個人じゃなくてチーム力
今春のセンバツは健大高崎(群馬)の春夏通じての初優勝で幕を閉じました。
今大会から低反発バットが導入されたことで、打球の速度と飛距離が落ち、戦略面で大きな変化がありました。それらの考察はまた別の機会にするとして、今回は高校野球ファンへの「お願い」をつづります。
日本最大級のアマチュアスポーツイベントである甲子園は、NHKで全試合がテレビ中継され、球場には何万人ものファンが詰めかけます。それだけ注目されているのだから仕方がないといえばそれまでですが、インターネット上で、チームや選手を傷つけるような発言が少なからずあると聞きます。
読者の皆さまはどうか、そうした行為は避けていただけないでしょうか。専大松戸は今大会に出場していませんが、高校野球に携わる者としての意見です。
例えば、リードしていた後半の守備で味方の失策や、継投した投手の与四死球などで逆転負けを喫した場合、チームを応援していたファンが敗因を見つけて、怒りを発散するようなケースが時々見受けられます。