巨人の救世主になるか?緊急補強したヘルナンデスは10年以上マイナー塩漬けの苦労人

公開日: 更新日:

■オドーアとは真逆のタイプ

 長所は何か。友成氏が続ける。

「レベルスイングで広角に打てるから二塁打が多い。俊足で肩もまずまず。外野からの送球は正確です。本塁打性の当たりをジャンピングキャッチするなど、外野の守備力には定評があります。なにより、長いマイナー生活を送ってきただけに、日本では阿部監督に忠誠を誓い、ハングリー精神をむき出しにしてプレーするのではないか。アッパースイングで振り回し、二軍落ちを拒否して開幕前に電撃退団したオドーアとは真逆のタイプ。『スライダー克服』という条件付きですが、得点力不足の巨人の救世主になれるかもしれません」

 巨人は10日現在、18勝15敗3分けで首位・阪神と0.5差の2位につけるが、チーム打率.229、90得点はともにリーグ5位と打線が課題。2020年以来のリーグ優勝、12年以来の日本一を狙う阿部監督にとっては待望の助っ人だが、巨人は野手の外国人補強が失敗続き。今度のヘルナンデスはさて……。

  ◇  ◇  ◇

 これから真価が問われるヘルナンデスとは違い、すでに崖っぷちに立たされているのが昨季の正捕手・大城大卓三だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも