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六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

エムバペの名前はあるのか? パリ五輪のフランス代表メンバー7月3日発表

公開日: 更新日:

 なぜなら同じ1984年に自国でEUROを開催し、将軍プラティニに率いられたレ・ブルー(フランス代表)が、見事に初優勝を遂げていたからだ。

 やはり当時の五輪サッカーは欧州・南米の国々にとって重要な大会ではなく、W杯の次に勝ちがあるのはEUROであり、南米王者を決めるコパ・アメリカ(現在、米国で開催中=決勝7月15日)ということになる。

 しかし、五輪サッカー自体も大会を重ねるにつれてグレードアップしていき、プロの出場とオーバーエージ(OA)枠(年齢制限のない選手3人が出場可)の導入によって、魅力的な選手も出場するようになった。

 そこでマクロン大統領も「OA枠でエムバペを五輪代表に」ということになるのだろう。

 フランスのサッカー協会は6月3日、パリ五輪に向けてOA選手2人を含む代表候補選手25人を発表したが、そこにはエムバペの名前はなかった。 

 しかし、五輪代表のアンリ監督は「(五輪代表発表の)7月3日に何が起こるか、それは分からない。リストが代わる可能性もある。誰にでも扉は開けてある」と含みのあるコメントを残した。

 果たして結果はどうなるのだろうか?

 開催中のEUROの優勝争いと同様、大いに注目されるところである。

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