フェンシング見延和靖「だからこそまた一歩を踏み出せた」…“道”を悟った101歳からの金言

公開日: 更新日:

 僕自身、フェンシングというものをひとつの道として捉え、フェンシングの職人であると思っていました。その中でお茶の道や禅を極められた元家元の言葉はすごく力強く僕の中に響きました。

 競技を続ける覚悟がつき、東京五輪の後にプレースタイルを大きく変えました。練習メニューも変わって実戦的な練習がガクンと減りました。一方で、ケアやトレーニングに充てる時間や自分の内側を見つめる時間がかなり増えたと思います。

 日本人選手は小柄なので、いかにフットワークを生かして、中に潜り込みながらスピードで相手の先を取るか、というプレースタイルが得意とされてきたんですが、足や膝のケガに悩まされたり、年齢を重ねていくにつれ、その俊敏性が失われていく。これはマズイなと。そこで、スピードを落として手と足のバランスをリンクさせながら、かなりディフェンス寄りのスタイルに変化させました。

 突くのではなく、(剣を)置いている場所に相手が来るように仕向けるような感覚です。「間」をどれだけ相手に悟られずにタイミングを取れるか。そういう戦術になると、気配のオンオフが大事になってきます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る