阪神は戦力底上げでの連覇に暗雲…オフの大型補強は「契約最終年」岡田監督の去就次第か

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 阪神岡田彰布監督(66)といえば、生え抜き中心のチーム作りを理想としている。昨季、日本一を達成した際は「FAは全然眼中にない」と、大型補強には目もくれず、現有戦力の底上げを図ることで、連覇を目指している。

 が、チーム周辺では、リーグ2位のチーム防御率2.43を誇る投手はともかく、リーグワーストのチーム打率.236に留まる野手の補強は待ったなし、との声もある。

 前半戦は大山、佐藤輝が二軍落ちを経験するなど、主力が軒並み不振に陥った。投手陣が踏ん張って勝率5割以上を維持してはいるものの、野手の選手層は薄く、岡田監督が期待を寄せる若手、中堅野手の中で新たに一軍戦力に加わったのは、高卒3年目の前川右京(21)くらい。大卒2年目の野口恭佑(24)が6月下旬から一軍ベンチ入りし、岡田監督も粘り強く起用しているものの、打率.192、0本塁打、5打点に留まっている。首位広島に5ゲーム差をつけられる現状、現有戦力の底上げによって連覇を狙った指揮官の目論見は、外れそうな雲行きだ。

 チーム打率が2割2分前後をさまよっていた6月中旬、親会社の阪急阪神ホールディングスの株主総会では、株主から「なぜ外国人選手を補強しないのか」との意見が出た。最終的にはフロントと岡田監督が話し合い、緊急補強には動かなかった。

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