大谷「50-50」狂騒に覆われた得点圏打率0割台…米メディアからはプレーオフを不安視する声も

公開日: 更新日:

開幕ローテーション投手壊滅

「ロバーツ監督は8月、大谷の得点圏での打撃に対し、『スイングが大きく見える。力んでいるのではないか。1点が欲しい場面で必要なのは外野フライで、本塁打ではない』と話していた。2ストライクに追い込まれてからバットを少し短く持って適時打を放ったこともありますが、記録達成を意識してスイングが大きくなったり、かねて得点圏で打てていないことで、気負いもあるはずです。まして大谷は、エンゼルス時代には一度も経験することができなかった『ヒリヒリする9月』を迎えている。8日のガーディアンズ戦は本塁打性の当たりを2度放ちましたが、右翼ポールすれすれの特大ファウルと、フェンス手前で失速した左飛。これまで経験したことがないヒリヒリした状況に気がはやり、打撃に力みやズレが生じている可能性はある。周囲が『50-50』達成を期待していることも、気負いの要因になるでしょう」

 そんな中、ドジャースは8日現在、142試合で85勝57敗でナ・リーグ西地区首位。2位パドレスに5ゲーム差をつけ、12年連続のプレーオフ進出はもちろん、3年連続の地区優勝を射程圏に入れている。

 が、米メディアではその先のプレーオフの戦いを不安視する声が少なくない。前出の特派員が続ける。

「何しろ昨季と同様、ケガ人が多いですからね。深刻なのは先発投手。日本時間7日にはチーム最多の11勝をマークするストーンが右肩の炎症で15日間の負傷者リスト(IL)入りし、これでグラスノーら開幕ローテ入りした全ての投手がIL入りする異常事態に陥りました。今季途中にトレードで獲得したフラハティらが穴を埋め、山本由伸が日本時間11日に復帰する予定ですが、先発陣の故障者続出はリリーフ陣に負担を強いている。ドジャースは昨季も投手陣の故障者が相次ぎ、レギュラーシーズンで独走Vを果たしながら、地区シリーズでダイヤモンドバックスに3連敗を喫した。『今季もプレーオフで敗退するようなら、ロバーツ監督の解任は必至』と報じる米メディアもある。終わってみれば、大谷の偉業達成に沸いただけのシーズンになりかねません」

 その大谷は日本時間9日のガーディアンズ戦で特大の一発を放った。

  ◇  ◇  ◇

 そんな大谷に、26年WBC出場辞退の可能性が浮上している。周囲は「大谷で連覇」とかまびすしいが、いったなぜか。大谷が「絶対に避けたいこと」とは何なのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは