大谷は来季投手に軸足、目指すはサイ・ヤング賞 投打フル出場は《負担が大きく論外》と識者

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この年はメジャー史上初めて投打とも規定に達し、野手としても157試合に出場しながらも投手として上位の成績を残した。ただ、それもこれも戦力がないエンゼルスだったから実現したこと。選手層が厚く、選手の体調を重視するドジャースで、登板日に打席にも立つリアル二刀流は負担が大きいし論外。投手に専念とまではいかなくても、例えば登板日の前後は完全休養とか、打者としては投手の負担にならない範囲の出場にとどめれば、投手としてサイ・ヤング賞を狙えるポテンシャルが大谷にはあると首脳陣はみています」

 投手に軸足を置いた起用は、ドジャースのチーム事情を考えてもプラスだ。

 今季のチーム総得点842は、ダイヤモンドバックスに次いで30球団中2位。チーム本塁打233は同3位。一方、チーム防御率3.90は同13位。

 ドジャースが98勝64敗でメジャー最高勝率.605をマークしたのは一にも二にも打線の爆発力があればこそだが、昨年も一昨年も打線は活発だった。同様に地区優勝した昨年のチーム総得点906は同2位。一昨年の847は同1位。つまり大谷が加入してさらに厚みを増した打線は、大谷が加わる以前から秀逸だったのだ。

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