デーブ大久保さん(1)初ラウンドで100切りしたのに…フルセットを池に投げ込むほどゴルフ嫌いに

公開日: 更新日:

 野球選手は、どうしても飛ばしに行くじゃないですか。でも僕がPGA(日本プロゴルフ協会)のティーチングプロの資格を取った時も「ゴルフがうまくなりたかったら『飛ばさない』『乗せない』『寄せない』。これやったら上手になるんだよ」って言う先生がいました。僕に教えてくれていた人の教え方も、いわゆる上手なアマチュアの考え方でした。

 それで1回目からいきなり49、49で回っちゃった。「すごいな。一発目のゴルフで普通100を切れないぞ」なんて言われたのを覚えています。最初からアプローチはうまくて、寄せが好きでした。だから最初のゴルフは楽しかったんです。

 その納会の次は、二軍選手がよく行くスナックのコンペに行きました。そこで先輩たちが「クラブ3本持って走れ!」って言うわけですよ。

 シーズン中、散々監督に怒られて、コーチにも怒られてきて、挙げ句に遊びのゴルフで先輩たちに怒られる。完全に頭にきて、北コースの9番の池に、「もうゴルフなんかやらない!」って言って投げ込んじゃったんですよ。(西武系列の)久邇カントリーの池に西武の選手がクラブを捨てるなんて、えらいことですよね。あとで散々怒られて「自分で拾え」って言われて、すぐ拾いに行ったんです(笑)。それからもうゴルフはしないって決めたんです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・神谷宗幣代表が街頭演説でブチまけた激ヤバ「治安維持法」肯定論

  2. 2

    「自公過半数割れ」後の大政局…反石破勢力は「高市早苗首班」で参政党との連立も

  3. 3

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  4. 4

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    トップ清水賢治社長に代わったフジテレビの“アニメ推し”が目に余る

  2. 7

    参院選和歌山「二階vs世耕」は血みどろの全面戦争に…“ステルス支援”が一転、本人登場で対立激化

  3. 8

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  4. 9

    長嶋茂雄さんの引退試合の日にもらった“約束”のグラブを含めてすべての思い出が宝物です

  5. 10

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった