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永田洋光スポーツライター

出版社勤務を経てフリーになり、1988年度からラグビー記事を中心に執筆活動を続けて現在に至る。2007年「勝つことのみが善である 宿澤広朗全戦全勝の哲学」(ぴあ)でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。近著に近著に「明治大学ラグビー部 勇者の100年」(二見書房)などがある。

惨敗続きのラグビー日本代表は「ひどく厄介な事態」に陥っている…27年W杯へ向けジョーンズHCがすべきこととは?

公開日: 更新日:

 27年にW杯トップ8入りを目指すと言われても、首をかしげざるを得ない状況なのだ。

 では、どうすればジャパンはプラスの方向に転じるのか。

 考えられるのは、リーチ マイケルを筆頭に、今季代表に選ばれなかった松島幸太朗や稲垣啓太といったベテランを呼び戻し、抜擢した若手から選んだ有望株と組み合わせてチームを立て直すことだ。

 しかし、自身のコーチング能力に絶対的な自信を持つジョーンズHCが、来季もさらに若手の起用にこだわることは十分に考えられる。

 ひどく厄介な事態なのである。

 それを解決するには、ジョーンズHCの口から具体的に「ジャパンが勝つための方策」が示される必要がある。

 11月9日に対戦したフランスは、立ち上がりからジャパンを上回る超速ラグビーを仕掛けてトライを重ねた。

 24日に対戦したイングランドは、超速ディフェンスでジャパンのアタックを分断してボールを奪い、そこからトライを重ねて前半で勝負を決めた。

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