荻原次晴さん(1)小さい頃から、兄の健司とゴルフクラブで戦いごっこをしていました

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 大学生(早稲田大学人間科学部)時代は、スキー部の寮の庭にアイアンが何本か転がっていました。ゴルフ好きの先輩がいて、時間があるときにはゴルフのマネごとをしていました。

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 プレーするようになったのは、社会人チームに入ってからです。所属していた北野建設は長野県にゴルフ場を持っていたので、夏場はトレーニングが終わるとそこでリフレッシュしていました。支配人もゴルフ部OBだったので、クラブを数本持ってコースに出て、打って走って……。トレーニングの続きのようなゴルフでした。

 クロスカントリーのコースは、起伏のあるゴルフ場によく似ています。実際、音楽の森(群馬県。夏は草津温泉ゴルフ場)のように、冬はクロスカントリーのコースになるゴルフ場もあります。ティーインググラウンドから斜面を見下ろすと、ゲレンデの上にいるのと同じような光景が広がります。芝と雪の違いはありますが、そこで風を感じたりして「このコースに雪が降ったら、どんな(クロスカントリーの)コースになるかな」と思うことがあります。

 真剣にゴルフをやろうと思ったのは、現役を引退(1998年長野五輪出場後)してからです。お付き合いなどでコースに出ることはあったのですが、内藤雄士さん(プロコーチ)のレッスンを受けるテレビ番組の仕事を頂いたのです。「せっかくなので真剣にやらなくちゃ失礼かな」と思い、ゴルフと向き合うようになりました。 =この項つづく

(清流舎・小川淳子)

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