巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

公開日: 更新日:

「やろうとしていることをやろうとしていた。そこまで力を入れていないけど、バッターが立ってワーッと投げたくなるところ、自分でコントロールして、意識をしてやっていたことが見えたそうなので、そこはすごく収穫はあったんじゃないか」

 巨人田中将大(36)が昨17日、今キャンプで初めて実戦形式のライブBPに登板し、吉川、坂本、丸、ヘルナンデスの4人と対戦。1巡目は先頭の吉川に中前安打を許したものの、小学生時代にチームメートだった坂本を遊ゴロに仕留め、丸を二ゴロ、ヘルナンデスを三ゴロに打ち取った。打者8人に対し、被安打2、奪三振1、四球1。阿部監督は冒頭のコメントで及第点を与えた。

 キャンプ初日から久保巡回投手コーチの「魔改造」と称されるマンツーマン指導を受け、投球フォームの改造に取り組んでいる。

 その久保コーチはうなずきながら拍手を送っていたが、肝心の田中将はマウンドでクビをひねるシーンもあった。

 初の実戦形式での登板をネット裏で視察した他球団はどう見たか。某球団のスコアラーは「ボチボチ、という感じじゃないですかね。コントロールは良かったし、この時期に打者相手に投げられただけで収穫でしょうけど」とこう言った。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性