著者のコラム一覧
羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

岩井姉妹にはタイ合宿の成果を見せて欲しい…20日開幕のホンダLPGAタイランドで3年連続ホステスプロ

公開日: 更新日:

 これは国内でもいえることですが、ナショナルオープンの舞台は数年先まで決まっています。今年の全米女子オープンに出場できる可能性があるなら、ウィスコンシン州のエリンヒルズGCを一度「下見」しておくだけでも、各ホールの特徴が分かる。ティーショットの狙いどころ、アイアンの使用頻度、グリーンや周辺の芝質、バンカーの砂質などを体感すれば、クラブセッティングにプラスだし、数カ月前からプレーのイメージづくりができるのは大きなメリットです。

 私は1982年に初めてマスターズに招待されました。開幕の2週間前とはいえ、3日間オーガスタを回り、各ホールのレイアウトや起伏、グリーン形状などを実際に見て、経験したおかげで、本番(15位)はイメージ通りのプレーができました。

 海外での合宿が終われば、開幕前に一度実戦を経験すると、現在の状態がわかります。ここでアンダーパーが出ると安心して開幕を迎えることができる。逆にスコアが悪いと不安にはなるものの、修正点がはっきりします。

 20日開幕のホンダLPGAタイランドは岩井姉妹の所属先の大会。2人は3年連続ホステスプロとして臨みます。1月に開催コースでみっちり練習したのは、大会に備えるためでもあったでしょう。すでに米欧で2試合を消化。気合が入る大会で合宿の成果を見せて欲しいものです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…