V射程圏の若元春 素質は3兄弟で1番、天性の相撲力は《解析不能》《相撲力が強いとしか…》

公開日: 更新日:

 戦国時代の大名、毛利元就の「三本の矢」の逸話で語られる3人の息子のうち、もっとも戦(いくさ)に強かったのが次男の吉川元春だという。

 その名をしこ名にしているのが、荒汐部屋の3兄弟の次男、若元春(31)である。

 今場所は琴桜大の里の2大関に加え、先場所優勝同点の王鵬を撃破。3日目は横綱豊昇龍に敗れたものの、内容では勝っていたともっぱらだ。昨13日も大栄翔の突き落としに屈したが、相手の持ち味である押し相撲でも優勢に立っていた。

 もっか3勝2敗で、トップは大の里ら1敗の7人。十分、優勝を狙える位置にいる。

 3兄弟のうち、最初に新入幕を果たしたのは末弟の若隆景(30)。2019年11月場所で新入幕を果たし、22年3月場所で初優勝。若元春は同年の1月場所が新入幕だった。

 低い姿勢で下からの力強い攻めを得意とする若隆景に対し、若元春は左四つを型として持っているものの、突出した何かがあるわけではない。

 元大関の琴光喜はかつて日刊ゲンダイの取材に、若元春の強さについて、こう語っていた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋