女優・水沢アキさんが大谷翔平を語る「年齢は40歳も下ですが、私の『人生の師匠』です」

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通訳アイアトン氏との意外な関係

 しかも、目の前で大谷選手がホームランを打つところを見られて大満足。何しろ初めてだったので、売店で買ったチキンサンドを食べるのも忘れて大興奮。とにかく胸がいっぱいで、コーラも半分残しました。

 チキンサンドはカバンに入れっぱなしにしていたので、ホテルに帰って出したらぐちゃぐちゃ。見るも無残な状態でしたが、感動と余韻に浸りながら食べました。

 現地観戦の楽しさを知り、「今季最後のドジャース戦(ホーム)はいつ?」と真美子さんに尋ねました。それが地区優勝を決めた9月26日のパドレス戦でした。

 真美子さんはエンゼルスファンですが、ナ・リーグではパドレス推しでタティスJrの大ファン。再び一緒に行くことになりました。座席の場所はバックネット裏近辺。集まった日本人ファンの人たちと大盛り上がりで観戦しました。

 東京ドームの開幕戦チケットがネットで250万円近くで出品されていたと聞きます。確かに楽しみですが、チケット1枚に何百万円も費やすなら、ぜひロスの現地で見てほしい。その方が安く済みますし(笑)。

 実は、私と大谷選手には意外な“縁”があります。キーマンは大谷選手の通訳を務めるウィル・アイアトンさん(36)。実は私の息子、ジュリアン(38)とウィルはセントメリーズインターナショナルスクールで同じ少年野球チームに所属していました。

 試合のとき、ウィルのお父さまとお母さまはいつもピザやチキンの差し入れを持ってきてくれました。あるとき息子から「ウィルが中学で(インターを)やめるんだよ。野球をやると決めて、ハワイの高校に行くんだって」と。

 さらに、私の娘、フランセス(36)とウィルのお姉さんは清泉インターナショナルスクールの同級生で親友なのです。当時、私は多額の不動産ローンを返済するため寝ずに働いていたので、地方の仕事があるときは息子と娘を別々に友達の家へ預けていました。

 娘はアイアトン家に行く頻度が高く、私が地方の仕事から帰ってアイアトン家に迎えに行くと、当時まだ小さかったウィルがいて、いつもお姉ちゃんについて回っていたのを思い出します。

 私はいわゆる「大谷語録」のファンでもあります。テレビやSNSや見聞きした言葉で心に響いたものをノートにメモしています。

 たとえば、母の日に向けたJALの広告。

「僕がカーネーションを抱え、空を飛んで会いに行っても、母は喜ばない。試合に、練習に行かなくていいの? そんな顔をするでしょう。だから、代わりに僕はホームランを打ちたい」

 読むだけで涙が出そうになります。ご両親がマスコミに出ない謙虚な姿勢も素晴らしいですね。親の生き方や生きざまが大谷選手に映っている。突然変異ではなく、なるべくしてなったヒーローです。もう歴史上の人物。年齢は40歳も下ですが、大谷選手は私の人生の「師匠」です。

(取材・構成=中西悠子/日刊ゲンダイ

水沢アキ(みずさわ・あき) 1954年、東京都生まれ。17歳のときに芸能界デビューし、女優やタレントとして活躍。24歳のとき、ロスのUCLAに留学。86年、日本在住の米国人実業家と結婚し、1男1女をもうける。長男ジュリアンは米国で俳優、長女フランセスは壁画作家「フランキー」として活躍中。 

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