東洋大姫路・阪下蓮が1回緊急降板…春の「二枚看板」相次ぐ故障に12球団スカウト悲鳴

公開日: 更新日:

「ヤバそうだな…」

 ネット裏のスカウトが思わず天を仰いだ。

 20日のセンバツ高校野球。優勝候補の東洋大姫路(兵庫)のエースで、今秋ドラフト候補の最速147キロ右腕・阪下蓮(3年)が初回に23球を投げただけで緊急降板し、2番手投手に交代したのだ。

 試合後、本人は「自分は行けるところまで行こうと思っていたが、肘の張りが凄くあった。制球面も苦しみ、何とか1イニング持つのが精いっぱいだった。今まで経験のない張りで、自分の中で限界というか危険信号が出た。(監督の)岡田先生に降板を直訴した」と明かした。

 阪下によれば、昨日の練習で右肘に異変が出たという。大舞台の初戦を託された責任感もあって、懸命な治療をして試合に臨んだが、無理をおして投げた結果、肘がいよいよ悲鳴を上げたというわけだ。

「明らかに状態が良くないというか、肘を気にしながら投げているよう見えた。ドラフト候補として複数の球団がマークしている逸材。無理やり投げたことが今後に影響しなければいいが…」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち