東海大札幌・遠藤監督に聞く「北海道が強豪校の草刈り場になっているのはなぜですか?」

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「トレーニングなどに専念しやすく、そうやって乗り切りやすい環境。本州にいると冬場でも屋外で練習ができるので、どうしても技術練習に割く時間が多くなる。幼少期からそうした環境の中で育っているので、そうした積み重ねはあるのかもしれない。後は食べ物と水。水はきれいでおいしいし、新鮮な食材の豊富です。そこは子どもたちの成長という点で、大きなプラスになっている。体が頑丈な子も多い印象です」

 ーーそんな中学生たちが次々と県外の強豪校に野球留学している原因は何でしょうか。

「それは(進学先の)各学校に魅力があるから、だと思いますよ。僕も元々、本州にいましたし、北海道の子が来たり、こちらから勧誘することもありました。ただ、(北海道勢の県外流出は)ここ最近ですよね。以前は沖縄から県外に出る子の方が多かった。それがここにきて北海道も増えている。おそらく少子化の影響もあって、(従来の選手獲得ルートだけでは足りずに)そうなっているのかもしれません」

 ーー北海道は04、05年の夏に連覇した駒大苫小牧以外、甲子園で優勝していない。そうした現状も無関係ではないのでは。

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