東海大札幌・遠藤監督に聞く「北海道が強豪校の草刈り場になっているのはなぜですか?」

公開日: 更新日:

「トレーニングなどに専念しやすく、そうやって乗り切りやすい環境。本州にいると冬場でも屋外で練習ができるので、どうしても技術練習に割く時間が多くなる。幼少期からそうした環境の中で育っているので、そうした積み重ねはあるのかもしれない。後は食べ物と水。水はきれいでおいしいし、新鮮な食材の豊富です。そこは子どもたちの成長という点で、大きなプラスになっている。体が頑丈な子も多い印象です」

 ーーそんな中学生たちが次々と県外の強豪校に野球留学している原因は何でしょうか。

「それは(進学先の)各学校に魅力があるから、だと思いますよ。僕も元々、本州にいましたし、北海道の子が来たり、こちらから勧誘することもありました。ただ、(北海道勢の県外流出は)ここ最近ですよね。以前は沖縄から県外に出る子の方が多かった。それがここにきて北海道も増えている。おそらく少子化の影響もあって、(従来の選手獲得ルートだけでは足りずに)そうなっているのかもしれません」

 ーー北海道は04、05年の夏に連覇した駒大苫小牧以外、甲子園で優勝していない。そうした現状も無関係ではないのでは。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし