女子ジャンプ元女王・高梨沙羅 W杯自身初の表彰台ゼロの裏に致命的な日本の「鎖国体質」

公開日: 更新日:

 果たしてどこまで準備と対策ができているのか……。

 先月、ノルディックスキージャンプ女子のW杯最終戦が幕を閉じ、高梨沙羅(28)は個人総合12位。最高順位は4位で、自身初となる表彰台ゼロのシーズンとなった。

 女子W杯が開催された2011~12年シーズンから毎年表彰台に上がり、W杯歴代最多優勝数を「63」まで更新してきた高梨だが、ここ数年は「規定違反」に泣かされっぱなし。今年1月のW杯でも、スキー板の規定違反で失格となった。

 ジャンプは毎シーズンのようにルールのマイナーチェンジを繰り返す競技。例えば、今季からは飛距離よりも着地のテレマーク姿勢が重視される採点方法に変わり、スーツの使用枚数が1試合1着に制限された。高梨も4日に配信された「NumberWeb」のインタビューでは、「自分がそのルールのマイナスな部分に当てはまらなかったらラッキーだな、みたいな感じはある」と“お手上げ”である。

 とはいえ、条件はどの選手も同じ。問題は、そのルール改正の「予兆」をいかに早く察知できるか、である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  2. 2

    石田ゆり子ブームは終わらない? ベリーショートに賛否、脱「奇跡の50代」でも人気加速

  3. 3

    TOKIO国分太一「コンプラ違反」秘匿も次々に“セパ報道”で窮地に…復帰は極めて困難な道のりに

  4. 4

    作新学院・小針監督の「不適切指導」に私が思うこと 批判するのが“無難”かもしれないけれど…

  5. 5

    国分太一「すぽると!」降板は当然…“最悪だった”現場の評判

  1. 6

    巨人阿部監督 グチるくらいならいっそ「4番・坂本勇人」はどうだろう…“進退の決断”含めた4つの理由

  2. 7

    国分太一コンプラ違反で「周囲が感じていた異変」…過去にはガングロに"変身”して問題起こした有名人も

  3. 8

    田原俊彦「真ん中の足」「カッチカチ」下ネタ連発で退場危機…フジ問題でも“おまいう発言”で大ヒンシュク

  4. 9

    フジ再激震! オンカジ逮捕「ぽかぽか」演出担当社員が豪語していた夢との落差にア然

  5. 10

    長嶋茂雄さんは松井秀喜の背もたれをガーンと蹴っ飛ばし、「巨人の4番道」を説いていた