ヤクルト村上宗隆を悩ます2つの葛藤…メジャー挑戦へ踏むべきはアクセルかブレーキか

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 日本最後となるであろうシーズンの一歩目を、ようやく踏み出した。

 ヤクルト村上宗隆(25)が昨8日、二軍での西武戦で実戦復帰し、2打数1安打。2打席目に中前打を放ち、三塁守備もこなした。二軍で調整中の3月中旬に上半身を痛め、リハビリ組に合流。開幕一軍とはならず、今月3日の時点で「まずは痛みをなくさないとダメ。そこをやってからという感じ」と話していたように、まだ万全ではない。この日の試合後も「全力ではないが、ある程度は注意してやった」と話した。

 今オフはポスティングによるメジャー挑戦が濃厚。ようやく実戦の舞台に立つことができたものの、だからこそ、今後の調整はより難しくなる。

「大胆」な村上は本人にこう語りかけるだろう。

“無理をするなと言われても、渡米前年に結果を出せば、メジャーからの評価はさらに高まる。出場試合数が少ないと、故障を理由に不利な契約を迫られかねない。ここは多少の無理をしてもアクセルを踏むべきではないか”

 一方、「慎重」な村上はこう押しとどめるはずだ。

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