大谷翔平「15年契約拒否」から見える底なしの自信…直近7試合で4発、3年連続本塁打王へ視界良好

公開日: 更新日:

 最大の売りは二刀流だが、大谷は次に右肘の靱帯を損傷したときは「ポジションチェンジ」することを示唆している。つまり3度目の手術を余儀なくされたら、外野手や一塁手に転向するかDHのままかはともかく、投手を断念するということ。そのタイミングが10年契約の間に訪れる可能性もあるものの、打者専念でも1000億円超契約に値する成績を残す自信があればこそだろう。

 実際、右肘手術の直後でDHに専念せざるを得なかった昨季は本塁打王と打点王の2冠を達成したばかりか、メジャー史上初の50本塁打‐50盗塁を達成してDH初のMVPを獲得した。

 そして投手として復活する今季も、投手としての調整をこなしながら9日現在、11本塁打(リーグ2位)、10盗塁(同5位)。本塁打と盗塁は昨年を上回るペースで量産している。

 中でも本塁打は9日のダイヤモンドバックス戦で飛距離130メートルの特大弾を放つなど、5月に入ってからの7試合で4発とペースアップ。3年連続となる本塁打王へ視界良好だ。


「大谷はプロ1年目の2013年、賛否両論ある中、当たり前のような顔で本格的な二刀流にチャレンジした。あの自信はどこからくるのだろうと思っていたら、投打ともトップクラスの選手に成長、メジャーでもベーブ・ルース以来の二刀流に挑戦して頂点に立った。大谷を支えているのは底なしの自信だと思いますね」とは日本のプロ野球OBだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?