栃大海が救った名門部屋の危機…「未完の大器」がようやく覚醒へ

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 そんな重圧がかかる場所で、栃大海は最後の一番を残して3勝3敗。千秋楽の一番で勝利し、引退する碧山と交代する形で十両に舞い戻った。

「あれで相撲ぶりも一皮むけた。引き癖も減り、十両は3場所連続勝ち越しで今場所新入幕。同期の王鵬らよりも出遅れたが、将来が楽しみな力士です」(同)

 大器がようやく目覚めつつある。

▽栃大海 雄(とちたいかい・ゆう)
●本名は塚原隆明
●1999年、埼玉県越谷市出身
●193センチ、163キロ
●最高位は現在
●26年パリ公演PRのため、今年2月、エッフェル塔の前でしこを踏んだ

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