岩井姉妹は「米ツアーの顔」になる!千怜は8試合目のスピード優勝、2位2度の明愛は時間の問題
大相撲の夏場所は、大の里が初土俵からわずか2年、13場所で横綱昇進を決めましたが、こちらも早かった。
米女子ツアー「リビエラ・マヤ・オープン」(エル・カマレオンGC)に通算12アンダーで優勝した岩井千怜(22)です。今季から主戦を同ツアーに変えて8試合目での勝利は、竹田麗央の5試合目に次ぐスピード達成。全米女子オープンの前週で、調整に充てるトップランカーが多数不在だったとはいえ、唯一の2ケタアンダーで2位に6打差をつける圧勝でした。
米女子ツアーのメキシコ開催は8年ぶり。カリブ海に面した観光地にあるリゾートコースは暑さが厳しく、耐塩性が高いパスパラム芝のグリーンは目も強い。ときおり強い海風も吹く中、岩井は重いグリーンと芝目を読み切り、バーディーを量産しました。
今季の同ツアーには、岩井明愛・千怜姉妹に竹田、山下美夢有、馬場咲希が新たに参戦。日本勢は総勢13人の大所帯となりました。昨年のTOTOジャパン優勝によりメンバーになった竹田が3月のブルーベイに勝つと、4月には2年目の西郷真央がメジャーのシェブロン選手権を制し、今回の岩井で日本勢は開幕から12試合目ですでに3勝目です。昨季は笹生優花が全米女子OPで2度目の頂点に立ち、古江彩佳がメジャーのエビアンに勝ちました。この流れや勢いは、かつての「韓国旋風」を思い出します。