著者のコラム一覧
羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

岩井姉妹は「米ツアーの顔」になる!千怜は8試合目のスピード優勝、2位2度の明愛は時間の問題

公開日: 更新日:

 大相撲の夏場所は、大の里が初土俵からわずか2年、13場所で横綱昇進を決めましたが、こちらも早かった。

 米女子ツアー「リビエラ・マヤ・オープン」(エル・カマレオンGC)に通算12アンダーで優勝した岩井千怜(22)です。今季から主戦を同ツアーに変えて8試合目での勝利は、竹田麗央の5試合目に次ぐスピード達成。全米女子オープンの前週で、調整に充てるトップランカーが多数不在だったとはいえ、唯一の2ケタアンダーで2位に6打差をつける圧勝でした。

 米女子ツアーのメキシコ開催は8年ぶり。カリブ海に面した観光地にあるリゾートコースは暑さが厳しく、耐塩性が高いパスパラム芝のグリーンは目も強い。ときおり強い海風も吹く中、岩井は重いグリーンと芝目を読み切り、バーディーを量産しました。

 今季の同ツアーには、岩井明愛・千怜姉妹に竹田、山下美夢有馬場咲希が新たに参戦。日本勢は総勢13人の大所帯となりました。昨年のTOTOジャパン優勝によりメンバーになった竹田が3月のブルーベイに勝つと、4月には2年目の西郷真央がメジャーのシェブロン選手権を制し、今回の岩井で日本勢は開幕から12試合目ですでに3勝目です。昨季は笹生優花が全米女子OPで2度目の頂点に立ち、古江彩佳がメジャーのエビアンに勝ちました。この流れや勢いは、かつての「韓国旋風」を思い出します。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり