全米女子OPのコースはまるで「リンクス」…日本勢に「連覇」と「メジャー連勝」のチャンスあり

公開日: 更新日:

 今年の開催コースはウィスコンシン州にあるエリンヒルズ(6829ヤード・パー72)。2017年の男子の全米オープンの舞台だ。

 06年開場のパブリックコースは、全米ゴルフ協会(USGA)が、同オープンを開催する目的で作ったという。ゴルフライターの吉川英三郎氏がいう。

「コース内には樹木がほとんどなく、グリーン回りも芝の成長にムラの出る樹木や草木を少なくして均一性を保っている。樹木が少ない分、フェアウエーは広いがアンジュレーションがあり、曲げると細長いフェスキュー芝のラフが待ち受ける。まさにスコットランドのリンクスのようです。そんなコースになっているのには訳がある。ここから巨大なミシガン湖までの約40キロは、まわりに遮るものが少ない開けた地形です。さらに、湖面より約120メートルも高い場所に位置しているため、風が吹きやすい環境。実際、強い風が毎日のように吹きつけ、その強さや向きも時間によって変化します。つまり、USGAは、強風の中で技術を競う舞台を作ったわけです。ただし、その風は気まぐれです。17年に開催された全米オープンの時は、いつもの顔ではなかった」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった