長嶋茂雄さんはアタシの活力剤だった。優しい人であんなに情のある人はいません!
神様のおぼし召しか、偶然にも誕生日(2月20日)も同じだし、ミーハー族のあたしはそれ以来ますますのめり込んじゃいましてね。手紙を差し上げたりもして、ちょっとしたお付き合いが生まれてからは、ウチの弟子も心得たもので、あたしが落ち込んでると、「いいところに連れて行ってあげます」と東京ドームに連れて行ってくれてました。それであたしは元気モリモリ。監督があたしの活力剤ってわけです(笑い)。
長嶋監督がまた、優しい人でね。サイン入りの帽子をくださったり、都合であたしは出席できなくなったんだけど、あるイベントでご一緒するはずだった時は、ピンクと白のショールをプレゼントとして用意してくださってました。あたしが舞台の立ち回りで足に50針も縫う大けがをした時なんて、その後、あるパーティーでお会いすると、椅子に座っていたあたしの前にひざまずかれて「足、いかがですか?」と足を触ってくれたんですよ。
今年も、そう。ありがたいことに春の叙勲であたしは旭日双光章をいただきましてね。その受章のお祝いの会に長嶋監督が来てくださった。「他の人なら断るけど、浅香さんなら行かなくちゃ」と言ってくださったらしいんですよ。