2026年W杯がトランプ政権にひっかき回される恐怖…開催中のクラブW杯人気低迷にも拍車
「開幕前に米国移民・関税執行局が、CWC参加者に『合法的な滞在証明書を携帯すべし』とアナウンス。キナくさい雰囲気が漂った。取材陣に対するプレッシャーも大きかった。たとえばイランに取材歴のあるフリーの記者やカメラマンが、ビザ取得のために米国大使館に赴いたら、いつも以上に手間のかかる面接を受けさせられた。トランプの打ち出す諸施策が、CWCの人気低迷に拍車を掛けている面もあるでしょう」(前出の関係者)
2026年6~7月にFIFAは米国、カナダ、メキシコの3カ国でW杯を共同開催する。CWCは「1年後のW杯のシミュレーションを兼ねている」と言われるが、トランプはすでにW杯に出場する可能性のある国々に対して入国禁止や入国制限措置を行っている。
さらに日本時間15日にはエジプトやガーナなど36カ国に入国制限を検討していることが、複数メディアに報じられた。
せっかくのW杯をトランプにひっかき回される──とFIFA関係者も気が気じゃないだろう。
大会3日目(日本時間17日)の注目カード・英国のチェルシーと米国のロサンゼルスFCとの一戦は午前4時にキックオフされ、実力上位のチェルシーが2-0で順当勝ちを収めた。