DeNAはバウアー中4日登板いったん封印も…フロント首脳陣は“高すぎるプライド”を操縦しきれるか

公開日: 更新日:

 ヤクルト西武で監督を務め、米球界にも造詣が深い広岡達朗氏は以前、本紙の取材にこう言っていた。

「米国人は相手が上司であっても何かと偉そうに言うもの。それを聞いてカッとするのが日本人。でも、『俺は権限のある監督だ。これは命令だ!』とキッパリ指示すれば、選手も『イエッサー』と言う。言うことを聞かなければクビにすればいい。『働いてください』と頭を下げるようなことをするからツケ上がるんです」

 その点、DeNAは昨季、救援登板してピンチを招いたウィック(32)が交代を拒否、三浦監督(51)がマウンドに向かい、「チェンジ!」と一喝したことで事なきを得た。ウィックよりもメジャー実績があるバウアーには、より繊細な対処が求められる。

 1998年以来、27年ぶりのリーグ優勝を達成するためには、バウアーを年間通して気持ちよく働かせ、一つでも多くの勝ち星を拾うことが肝要。フロントと首脳陣のハンドリングスキルが問われそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  3. 3

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  4. 4

    二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

  5. 5

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方

  1. 6

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  2. 7

    突然のがん宣告にも動揺なし「で、ステージはナンボでしょうか?」

  3. 8

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  4. 9

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩

  5. 10

    平和記念式典での石破首相スピーチの評判がすこぶるいいが…原稿を下書きしたのはAIだった?