DeNAはバウアー中4日登板いったん封印も…フロント首脳陣は“高すぎるプライド”を操縦しきれるか

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 ヤクルト西武で監督を務め、米球界にも造詣が深い広岡達朗氏は以前、本紙の取材にこう言っていた。

「米国人は相手が上司であっても何かと偉そうに言うもの。それを聞いてカッとするのが日本人。でも、『俺は権限のある監督だ。これは命令だ!』とキッパリ指示すれば、選手も『イエッサー』と言う。言うことを聞かなければクビにすればいい。『働いてください』と頭を下げるようなことをするからツケ上がるんです」

 その点、DeNAは昨季、救援登板してピンチを招いたウィック(32)が交代を拒否、三浦監督(51)がマウンドに向かい、「チェンジ!」と一喝したことで事なきを得た。ウィックよりもメジャー実績があるバウアーには、より繊細な対処が求められる。

 1998年以来、27年ぶりのリーグ優勝を達成するためには、バウアーを年間通して気持ちよく働かせ、一つでも多くの勝ち星を拾うことが肝要。フロントと首脳陣のハンドリングスキルが問われそうだ。

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