阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

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 とはいえ、梅野は2018年から3年連続でゴールデングラブ賞を獲得するなど、阪神の正捕手を張ってきたプライドもあるだろう。

岡田彰布オーナー付顧問は29日の広島戦のテレビ解説で、『このまま坂本がフルということはないと思うんやけど、その辺をどうするのか』と指摘していた。梅野の力は必要不可欠ですが、藤川監督は大卒5年目の栄枝裕貴を開幕から一軍に置き、配球やリードなどの英才教育を施している。栄枝は3番手捕手の立場上、出場機会はわずか4試合しかありませんが、坂本に次ぐ2番手捕手に育て上げるつもりなのでしょう。そうなると梅野は来季、今季以上に出場機会が減りかねない。優勝に向けてチームが邁進する中、梅野のモチベーション低下が蟻の一穴になりかねません」

ソフトバンクが興味も

 そんな中、球団周辺で懸念されているのが、梅野の他球団への流出だ。

「梅野は今季で4年契約が満了する。21年オフには国内FA権を行使せず残留したものの、今オフにこれを行使する可能性はゼロではない。そんな梅野の動向を注視しているともっぱらなのが、ソフトバンクです。昨オフ、正捕手の甲斐拓也巨人にFA移籍。今季は若手の海野隆司が63試合、ベテランの嶺井博希が44試合に出場するなど、正捕手不在の状況が続いている。経験豊富な梅野は格好のターゲットといえます。しかも梅野は福岡出身ですから、チームに溶け込みやすいでしょう」(在阪放送関係者)

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