阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下
甲子園は天然芝で内野が土のグラウンド。選手間では「人工芝の神宮や横浜に比べたらマシ」という声がある一方で、「甲子園はすり鉢の形状でグラウンドに熱や湿気がこもりやすい。夏はナイターでも相当蒸し暑い」と、前出のライバル球団の首脳陣は指摘する。
■坂本を重用、栄枝を英才教育
今季5勝7敗で唯一負け越す中日と球団別で最多の13試合を残しているのも、気になるところだ。
特に敵地・バンテリンドームでは5月1日の試合で3タテを食らうなど、2勝4敗。しかも昨季まで3年連続最下位に低迷していた中日は30日現在、3位DeNAと1.5差の4位。CS進出をかけて負けられない戦いが続くだけに、阪神が今後も苦戦を強いられる可能性は十分にある。
「そこにきて、藤川球児監督による梅野隆太郎の起用もチーム内外で波紋を呼んでいます」とは、前出の球団OB。
「藤川監督は後半戦に入って、これまで梅野とコンビを組んでいた才木浩人と高橋遥人に、いずれも坂本誠志郎と組ませるなど、坂本を正捕手として固定する動きを見せている。藤川監督は『梅野は梅野の良さがありますし、栄枝には栄枝の良さがありますから』と話したものの、これには梅野もショックを受けているともっぱらです。もともと藤川監督は梅野のことをあまり評価していないフシがある。4月29日の中日戦で才木とのコンビで敗れた試合後には、珍しく苦言を呈したほどですから」