大器の竹田麗央が克服すべき「1勝止まり」の根本原因

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 ちなみに、山下美夢有(24)の平均パット数は13位(29.13)、SGPは2位(1.12)だ。

 竹田にとって忘れられないのが今年の5~6月にかけて行われた全米女子オープンだろう。最終日まで優勝を争い、2打差で敗れたが、この試合も4日間で123パット。アベレージは30.75。1イーグル13バーディーの「攻撃力」を見せたが、パットに足を引っ張られた。

 米男子ツアー18勝、メジャー4勝のS・シェフラー(29)は、2年前からパッティングの名コーチ、フィル・ケニオンの指導を受けてグリーン上のパフォーマンスが改善され、昨年はパリ五輪の金メダルも手にした。今季のプレーオフ最終戦を制したT・フリートウッド(34)もケニオンの門下生だ。

 米国はパッティング専門のコーチはたくさんいるし、スポットでも教えてくれる。竹田はパットが悪くてもルーキーで1勝を挙げ、ポイントランク3位につけている。弱点さえ克服すれば敵なしだ。

 FM選手権第2日(米マサチューセッツ州TPCボストン=6598ヤード、パー72)は荒天のため3度の中断があり、この日は日没サスペンデッドとなった。竹田は4ホ-ルを終えて通算1アンダ-暫定65位。日本勢のトップは通算7アンダ-暫定7位の山下と古江彩佳。暫定首位は11アンダ-のワン・ミランダ。

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