ドジャース山本由伸が見習いたい「エース左腕の降板拒否」…12勝目懸けジャイアンツ戦へ

公開日: 更新日:

 ドジャース山本由伸(27)が日本時間19日、12勝目をかけて本拠地ドジャースタジアムでの宿敵ジャイアンツ戦に登板。

 山本は6回4安打2失点で11勝目を挙げた8月25日のパドレス戦を最後に勝ち星から遠ざかっている。九回2死までノーヒットノーランを続けた7日のオリオールズ戦を含めて5試合連続のクオリティースタート(先発し6回以上を自責点3以内)。ここ2試合連続で「7イニング以上を投げて1安打以下」を記録したのはド軍の前身であるブルックリン・ロビンズ時代の1925年にダジー・バンスがマークして以来、100年ぶりの偉業。歴史的な投球をしながら、白星とは無縁なのだ。

 そんな状況に山本は「自分の勝ち星よりもチームが勝つことが一番」と話しているものの、自身が勝利を手にするには、マウンド上で我を通すことも必要だ。

 折しも、前日のフィリーズ戦に先発した左腕スネルがロバーツ監督に反旗を翻した。3点リードの七回2死一、二塁のピンチの場面で、ベンチから飛び出したロバーツ監督による交代指令を拒否。マウンド上で首を振るなど、あからさまに不服そうな表情を見せる左腕に根負けしたのか、指揮官は続投を指示した。左腕は6番ケンプを空振り三振に仕留めて、自ら5勝目を手繰り寄せた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性